2020年4月20日月曜日

網戸で砂嵐は防げない

マスク不足で大騒ぎとなっている。安倍さんは一世帯当たり2枚の布製マスクを配ると発表してこれまた物議を醸し出している。そもそも「マスクは感染者が人にうつさないためにするもので健康な人がマスクをしても感染防止にはならない。」というのが専門家の通説になっている。



しかし多くの人がマスクをしてれば感染予防になると信じマスク信仰者になってマスクを購入するために長蛇の列に並び感染リスクを高めるという本末転倒状態である。
感染者の咳、くしゃみ、大声によって吐き出される飛沫に大量のウイルスが含まれているのでマスクで飛沫をシャットアウトするのがマスクの最大の効果だ。飛沫はマスクのメッシュより大きいのである程度飛散防止ができるが全てのウイルスを止める事は出来ず空気中にウイルス単体が放出されてしまう。ウイルスはマスクのメッシュよりはるかに小さいので近くにマスクをした人がいても簡単にすり抜ける。例えれば網戸で砂嵐を防ごうとするようなものでマスクでウイルスの侵入は防げないのである。
では健常者のマスクは全く無意味かといえばそうでもない。マスクをしてない感染者の飛沫が直接侵入することを防ぐ、口内の湿度を保つ事で感染リスクを下げる、手から鼻口への直接接触を防ぐなどである。これらは二次的な効果であるがマスクをしないよりした方が良いといったところだ。しかし飛沫や手などによって汚染したマスクを長時間使用していればウイルスは容易に口内に侵入する。飛沫が乾燥すればウイルスは侵入してくるのだ。マスクの感染予防効果を期待するなら頻繁にマスクを替える必要がある。
しかし今回のコロナには無症状感染者というとても厄介な健常者が多く存在する。それを考えればマスクをするのは拡散防止と言う意味で必要になる。

後日追記

マスクではウイルスを防げないと信じていたが下記のような実験データが公開された。
これによればウイルスはマスクの網目より小さいがウイルスは空気分子とぶつかって動きマスクの繊維に引っかかって70%程度取れ、最も効果的だったのがキッチンペーパー(80%)という興味深い内容であった。
マスクの効果を再認識しなければいけない。「砂嵐と網戸」とは少し違うようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=T4fhfCUWFL4


NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201022/k10012674851000.html
マスクでウイルス拡散抑え吸い込み減らす効果 東京大など確認 


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