ロシアは今回のウクライナ侵攻とまったく同じ様な侵攻を1939年11月にフィンランドに対して行った。
当時のソ連の指導者スターリンは、実力行使すればフィンランドは和平を求めてくるだろうと考え、フィンランド軍のおよそ3倍の兵力を投入したが、フィンランド軍の粘り強い抵抗の前に非常に苦戦を強いられた。
フィンランドは翌年3月まで戦い抜くが、国土の10%をソ連に譲り渡すという条件により停戦となった。
しかしこの戦争等によりロシアは弱体化しヒットラーのソ連侵攻を許すことになった。
冬季に行われた戦争という事で冬戦争と呼ばれている。
(戦死者はロシアの方が多かった:フィンランド2.5万人、ロシア12万人)
このナチス(ヒットラー)による侵攻が今回のウクライナ侵攻の元凶でありロシアに対抗する人々をネオナチと呼び排除しなければならないという思想に繋がっている。NATO加盟を目指したウクライナ政府はネオナチでありそこに住むロシア支持者を救出しなければならないというのがロシア(プーチン)の主張である。
「歴史は繰り返す」といわれるがそうだとすれば今回のウクライナ侵攻も夏頃にはクリミア、ドンバス地区(ウクライナ全土の約8%)をロシアに譲りロシアの傀儡国家として独立させる事で停戦となるのかもしれない。
しかしロシアはその後の長期に渡る強固な経済制裁により深刻なダメージを受け国家存亡の危機に陥るだろう。そこに中国が経済的に援助を行いロシアに対して強い影響力を持つようになりロシアを中国の傀儡国家にしてしまうかもしれない。
ロシアの明るい未来はありそうもないが民主国家と専制国家の冷戦は長く続きそうだ。
赤い部分がソ連に譲り渡された。
政治体制色分世界地図(寒色:民主国家/暖色:専制国家) |
ps
実際には上記四色はもっと細かく色分けされ、経済的指標を考慮すれば世界地図はモザイク的な色調にり世界は多極化していくのだろう。国家マトリックス
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