2016年6月4日土曜日

ROAD TO NEXT STAGE  (所得税から 資産税へ)

高速道路の進入路では加速する必要がある。スムーズに本線に合流するためだ。
本線では加速する必要はないのだが一台のバスがスピードにとりつかれた様に加速しつづけていた。
アクセルは床まで踏み着けられエンジンは悲鳴を上げている
タイヤはバースト寸前でホイールキャップは耐えきれずに吹き飛んでしまった。
ハンドルはふらつき横転寸前である。
なのにスピードを上げれば安定すると運転手は信じ、必死にアクセルを踏みつける。
このバスには乗客が一億二千万人乗っているが殆んどの人がそんな状態に気づかず座席で寝ている。
このバスが経済成長神話に取り憑かれた今の日本だ。
今こそ経済成長神話から目覚め次のステージである定常経済社会に進む時である。

定常経済社会は社会資本主義というイメージに近い。
 国民総公務員のような社会主義は労働意欲を減退させ破綻した。
資本主義は格差を生み様々な社会問題が噴出し限界を迎えつつある。
社会資本主義は稼ぎたい人は稼ぎ、富のある人は社会に還元し、全員がある程度の生活を保証される社会である。

そのためには税の革命が必要である
これは単純な税の改革ではなく社会システムを根本から変換するための考えである。

富のある人が社会に還元するために資産税について考えてみたい。
経済成長を前提としない定常経済社会では所得税、法人税を廃止し、流動資産(預貯金、株、内部留保金)に税金をかけるべきだと考えている。
稼いだお金には税金をかけないがため込んだお金には税金をかけるわけだ。これにより社会の金の動きが活性化することを期待できる。
 
流動資産税導入を現実的に考えてみる。まず第一に適切な控除額を設定する。
例えば不動産以外の資産が五千万円とすれば多くの人は課税されないだろう。
次に富裕層が多額の現金を隠すという事は十分考えられるが対策としては新紙幣の発行である。
旧紙幣はそのままでは使用出来ない様にする。もちろんいつでも銀行で新紙幣と交換できるが交換時にそれまでの資産税(+延滞金)が発生する事にすればよい。
また固定資産で同額の税をかけることで不動産投機を抑制する。
五千万円以上の流動資産がある人が毎年資産の確定申告をすることになる。
(資産が5千万円以下なら10億稼ごうと税金はゼロなのだ。)
所得税は廃止するので仮に流動資産が10.5億、年収が1億の人の場合、今までは年収1億に約5千万円の税金がかかっていた。その人が年間3千万円の消費をしていたとすれば資産は年間2千万円づつ増える事になる。
資産税5%を導入した場合は五千万円控除した資産10億の5%、五千万円の税金となり所得税の場合と同額だが資産は毎年増えるので10年後の税金は12億の5%で6千万円になる。
資産が増えない様に消費を増やせば経済は活性化するだろう。
定常経済社会では経済成長はないが経済が回っている必要はある。
(バスに例えれば高速道路を適性速度で巡行している状態)

さらに税収額について考察してみる。
 ------------------------
個人金融資産は2000兆円といわれている(2025年では2286兆円)
野村証券の調査(下図参照)によると5億円以上の超富裕層の金融資産が97兆円(8.7万世帯)、1~5億円未満の富裕層が236兆円(124万世帯)、準富裕層(5000万以上1億未満)255兆円(341.8万世帯)、5千万以下が966兆円(4927.8万世帯)となる
資産税の控除額を5千万円とすれば対象世帯は全世帯数の8.8%。資産税対象額は350兆円、税率を5%にすれば17.5兆円になる
また民間企業の金融資産は1279兆円(2022年)といわれている。仮に半分を控除したとして対象額は*640兆円、税率を5%を課税すれば32兆円。合わせて約50兆円となる
また固定資産税の税率を3%(現行1.4%)にすれば税収は10兆円ほど増える。
現状の所得税と法人税で約30兆円なので増益となる。3%でも30兆円近い金額になるのだ。
5%の場合は収入と支出が均衡してれば10年間で資産は57%減、30年間では80%減 、50年間では93%減になる。当然資産税も同様に減収するが、資産税を回避するための消費が進めば景気が向上して消費税の増収も期待できる。
富裕層、優良企業資産に対しはこの程度の社会還元が必要だと考えている。
(*資産5000万円以上の世帯の資産合計から[5000万円*世帯数]を引いた金額)
 



 資産税は年々減少が予想されるので消費税、固定資産税などを増税していく必要があるだろう。
(2021年の消費税収入が約20兆円、固定資産税約10兆円)
-------------------
2021年の消費税収入が約20兆円 <20022/3/18修正記載>
 
<2016/6記載時>
個人金融資産は1400兆円といわれている。仮に流動資産が5千万円以上の所有者が500万人としその個人金融資産を1000兆円、控除額を5千万円とすれば対象額は750兆円、税率を5%にすれば37兆5千億円になる
また企業の内部留保総額550兆円といわれているので同じように税率を5%を課税すれば27兆5千億。合わせて65兆円となる

 
<追記>
資産税は経済の循環、格差是正に有効だと考えている
稼いでいる人からは取らずに溜め込んでいる人から取る。
金を動かしている人からは取らずに金を止めている人から取る
これにより経済の停滞を防ぎ循環させる
実現には個人資産を把握する事が必要でそのためにマイナンバー制度を活用する。
個人の資産を国が把握することには抵抗を感じるが受け入れざるを得ない
定常経済社会は社会資本主義的イメージが強いと考えている。
資産税の導入により格差が是正していけば全体的にみれば資産税の収入は減少する
定常経済社会を維持するためのエネルギーは消費税が基本だと思っている。

ROAD TO NEXT STAGE (定常経済社会への道)


2016年4月25日月曜日

力と美の継承(太陽と花)

力と美の継承(太陽と花)




東京オリンピックエンブレムの一般応募に参加してみた。
14000件ほどの応募があり今日最終案が決定した。残念ながら私の案は最終候補に選ばれずその前に没となったが、最終候補発表の時までは結構楽しめた。
同じ形の配置を変えることでオリンピックとパラリンピックを表現したのがポイントである

 以前のブログ(コピーライト)で試作したデザインが構想のベースとなっている。
(この時にはまだ一般応募はなかった。)
今回決定したエンブレムもオリンピックとパラリンピックで同じ要素を並べ替えることによって表現していた!
発想は私と同じであったがデザインとしては洗練されているなと感じた。


下記に応募したコンセプトを記載する。

・エンブレムデザイン案のタイトル
力と美の継承

・コンセプト
スポーツの要素である「静と動」を円(静止)、三日月型(動き、流れ)とし、
オリンピックでは太陽、パラリンピックでは花という形で表現した。(ピクトグラフ展開も可能)
字体は三日月型をベースとした
太陽は自己ベストの力、花は調和の美、そして太陽と花から実(継承)が生まれるというストーリーを大会テーマに重ね合わせた
またオリパラを一体化したものととられ、同じ要素を配置の変化によりデザインした








2016年2月5日金曜日

風が吹けば桶屋が儲かる

害虫駆除と生態系
ジカ熱という病気が蚊により伝染し南アメリカ地域で猛威を振るっている
ジカ熱は感染した本人にはあまり症状はなく、知らずに完治してしまうことがほとんどなのだが
感染した女性が出産したときその子供が小頭症になる確率が高いらしい。
小頭症は知的発達障害などを引き起こす
妊婦以外に関係ないわけではなくジカ熱に感染した人に刺した蚊が妊婦を刺して感染させることがあるので妊婦以外でも感染しないことが重要となる
新聞でジカ熱対策として蚊の繁殖を防ぐためにIAEA(国際原子力機関)が技術移転
という記事があった。

IAEAは蚊のさなぎに放射線を照射し不妊化する技術の開発を促進。不妊化した雄を大量に放し、野生の雌と交尾させることで、卵をふ化させず個体数を減少させる・・・
(毎日新聞2016/2/4)

蚊の発生を防ぐには殺虫剤散布が一般的だが薬剤散布は環境への影響が懸念される。
そこで不妊化させることで繁殖を防ぐという方法は画期的な感があるが
実は人為的に生殖能力を衰退させて個体数を減らす方法は60年ほど前にも行われていた。
環境問題のバイブルともいわれる「沈黙の春」ではX線で害虫(ハエ)のオスを不妊化させ大量に放ち、駆除に大きな成果をあげた例が紹介されている
さらに「沈黙の春」には以下のような意味深い記述がある
人間はさらにもうひとつ、重要なことを見 おとしていた。少なくとも軽視しすぎていた。前述のように、自然は多種多様の生物群が存在することで、それなりの安定を維持している。そのなかの一種ない し数種を撲滅することは、とりもなおさず全体のバランスをくずす結果になる。複雑な形の自然石がつみかさなってできた石垣から、一個ないし数個の石をひき ぬいたらどうなるか。影響はたちまち全体におよび、石垣そのものの大規模な崩壊をおこすにちがいない。
 確かに不妊化作戦は環境に対する負荷は薬剤散布よりはるかに少ないと思われる。
しかし生態系として捉えれば全く影響がないとは言えない。蚊が減少する事でそれらを捕食していた鳥類などに影響しその結果その鳥類が捕食していた他の虫の量が変化しそれが人間にも何らかの影響を与えるかもしれないのだ。
一種類の人間にとって都合の悪い生物だけを他に影響を与えず抹殺することはほぼ不可能である。

生態系とは「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなイメージがある
そう考えると蚊に刺されないように注意(長袖、長ズボン)するとかボウフラが生育する水溜りを無くすなどの地道な方法も大切だと改めて思う。



2015年9月12日土曜日

ハイリスク・ハイリターン

日本は災害を受けやすい国土である内閣府のHPによると世界全体に占める日本の災害発生割合は,マグニチュード6以上の地震回数20.8%,活火山数7.0%,死者数0.4%,災害被害額18.3%など,世界の0.25%の国土面積に比して,非常に高くなっている
単純に国土面積の割合で考えると地震では平均の83.2倍、火山28倍、死者数1.6倍、被害額73倍ということになる
こんなにリスクの高い国土に我々は先史時代から暮らしてきたわけである。
逃げ出してもよさそうな過酷な国土であるがそれ以上の価値がこの国土にはある
それは豊かな四季と温泉、水環境、それらにより培われた自然、文化といったかけがえのない風土だ
日本と同じような緯度の国であれば春夏秋冬という年間の温度変化はあるが日本の場合は
大陸と太平洋の境で温暖湿潤気候にある事が単純の温度変化のみではなくはっきりした気候の変化も生みそれが相まって世界的にもめずらしく四季が文化にまでなっているのである。

このリターンがなければこんなリスクの高い国土に人間は住み続けなかったのではないだろうか?
しかし近代になって経済成長の大号令のもとこのリターンを自ら壊すようなことを行ってきた。

先日、鬼怒川が氾濫して大きな被害がでた。リスクをしっかりとらえてリターンを大切にしたい。

追記
先日(2016/4/14)熊本で震度7、マグニチュード6.5の地震が発生した。その後16日にも震度7、マグニチュード7.3が発生し、こちらが本震で14日の地震は前震であると発表された。この時わたしは初めて前震という言葉を知った。
熊本、大分では大きな被害が出ている。
改めて思うがマグネチュードというのは誤解されやすい。震度と値が似ているのが原因だと思う。
マグニチュードは+0.2でエネルギーが2倍、+1で32倍になる。+2では約1000倍になるのだ。
今回の前震のマグニチュードが6.5、本震が7.3ということはエネルギーの差は16倍(2*2*2*2)となる。
7.3/6.5=1.12倍ではないのだ。16倍なのに震度が同じなのは震源地の距離、地質などの原因だと思う。
東日本大震災のマグネチュード9.0は今回の本震の360倍というとてつもない大きさになる。
仮にマグネチュード5.0のエネルギーをE1(Eは地震エネルギーの単位とする)とすれば今回の前震はE180、本震はE2,900、東日本大震災はE1,000,000ということになる。この方が震度と間違えないし大きさの違いが直感できると思う
のだが?
  • M4.0=E 0.1未満
  • M4.5= E0.5
  • M5.0 = E1
  • M5.5= E5.5
  • M6.0= E32
  • M6.5= E180
  • M7.0= E1,000 阪神・淡路大震災(M7.3) E2,900
  • M7.5= E5,500
  • M8.0= E32,000 関東大震災(M7.9) E23,000
  • M8.5= E180,000
  • M9.0= E1,000,000 東日本大震災
20191205追記 毎日新聞より


2015年9月11日金曜日

地球凶暴化

地球温暖化などといわれ続けているが「温暖化」という言葉は大きな誤解を与えているのではないかと思う。
そもそも温暖化という言葉には危機感がない。なにかのどかなイメージを与えている。
地球の平均気温が上がることによってどんなことが起きるのかが重要だ
熱波、寒波、台風、ハリケーン、豪雨、竜巻などの気象が依然より凶暴になっているのである。
地球温暖化などといったのんきな言葉ではなく「地球狂暴化」、または「地球過激化」、「地球激烈化」に改めたほうがいい!
そして我々は地球を刺激しないようにひっそりと暮らし地球に感謝する生活に改めるべきである。

2015年9月6日日曜日

フードレコード

人間の体は摂取した食べ物でできている

だから何をどれだけ食べたかは重要だと思う

私はフードレコードを実践して5年以上になる。はじめはカロリー管理のためであったが3年ほどまえから食品成分全般のレコードをとるようになった。カロリーは抑えているつもりでもナトリウムがとりすぎたりといったことがわかる。
今のところ健康診断の結果も悪くはないので食べたいものを食べているが記録だけは毎日とっている。
どんな食材をどれだけ食べたかを記録するのはボケ防止にもなるし、また想像力を養うことにもつながる
なぜかといいうと自分で作ったもの以外の料理の場合はそこにどのような食材がどのくらい使われたのかと想像する必要があるからである。
これは多分あの食材が入っているだろうなどと考える事が重要で正解でなくてもいいのだ。

今までスマートホン用のアプリでこの入力作業を行っていたがこのアプリがパソコンへデータ移行ができず不便であった。やはりパソコンで管理したいのでわざわざアプリのデータを手入力でパソコンに写していたのだがこの作業はかなり空しい。
最近、食品標準成分表2010のxlsデータがネット上で公開されているのを見つけたのでこれを活用してフードデータ入力用のエクセルファイルを作成した。

せっかっく作ったので無料公開します。興味がある人は活用してみてください。
foodrecord.xls
foodrecord.xls

*一部間違えがありましたので2015/9/10に修正しました。m(__)m
(ご利用は 自己責任でお願いします。)

 おまけのダイエット話

私は以前90㎏近い体重があったが今は64㎏前後で落ち着いている。結果的に25㎏ほどのダイエットになったが平日に酒を飲まないというルールを自分に課し、また目標体重にならなかったら週末も禁酒としている。私の場合酒を飲むとどうしても食べる量が増えてしまいカロリー過多になるのだ。フードレコードとこのルールのおかげでこの数年は体重をキープしている。

2015年9月4日金曜日

コピーライト

オリンピックエンブレムが盗作疑惑で国立同様白紙に戻ってしまった。ラジオで例の滝クリの「お、も、て、な、し」を物まねして

「や、り、な、お、し」

と言っているのを聞いて思わず笑ってしまった。
エンブレムそのものは盗作ではないとしているがネット写真の無断使用や他の仕事でコピーなどが判明したのが原因らしい。

わたしも設計関係の仕事をしているのでイメージとしてネットの写真を利用することは多々ある。しかしそれは内部打合せの資料などに利用する場合であり、一般公開するような場合は極力気を付けるようにしている。
著作権は本来コピーライトといって申請するものではなく作成した人に

自動的に付加される権利

である。
よくCopyright © 2015 ○○○○ All Rights Reserved.などと記載しているが別に記載が義務づけられているのではない。ただ記載することで著作権を主張する意思がある事を明確にできる。
また最近は似たような画像がないかを検索する事が誰でも非常に簡単にできるようになった。

これは画期的である

images.google.comにアクセスして調べたい画像をアップロードすると似たような画像を世界中から瞬時にかき集めてくれるのである。

試に私も[三日月形[と[丸]という要素でオリンピックのエンブレムを作成してみた。
三日月形は「動き」、丸は「静:止まる」というスポーツの基本要素を意味しそれらにより走る姿を表現した。(五輪色で配色)
Copyright © 2015 MINORU MORIYA All Rights Reserved

 そこでこれを前述のように画像検索してみるといろいろ出てきたがさらにキーワードをオリンピック、スポーツなどとして絞り込んで検索した結果が下記である。 似たものはないようだが....

キーワード:オリンピック

キーワード:スポーツ