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くるくるパワー

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  ― 富の社会的循環を基盤とする新しい社会保障制度 ― これまで私は基礎年金部分約80万円を全世代年金として給付する制度を考えてきたが 財源確保に関して強引な試算もあった。 そこで国民給付を2段階にする制度として、生まれてから死ぬまで全世代年金を50万円。 そして65歳からは現状の基礎年金に合わせ不足部分をシルバー年金 として加算する制度として再設計した。 社会のパワー(お金、モノ、知識、時間、世代)を巡らせる 「くるくるパワー」で社会を変えていく。 1.制度の基本理念 現在の日本の社会保障制度は、基本的には、 働く世代から保険料・税を集め、病気、失業、子育て、老後など、必要が生じた人に給付する という「必要になった人を支える仕組み」です。 これに対して本制度は、 国民全員に最低限の経済的基盤をあらかじめ与え、その上で必要な人には追加的な社会保障を行う という構造をとります。 重要なのは、これを単なる「ベーシックインカム」として捉えないことです。 本制度の根幹は、 社会に蓄積された富を、一部に固定させず、社会全体に再循環させること にあります。 そのため、資産課税は単なる財源確保策ではなく、富の循環を促す一つの手段として位置づけます。 2.全世代型の基礎年金 基本給付 0歳から死亡まで、すべての国民に同額の基礎年金を給付します。 現段階では、 年間50万円/人 を基本案とします。 月額にすると約4万1,700円です。 これは「これだけで生活できる金額」ではありません。 あくまで、 生存と生活の最低限の経済的基盤 として位置づけます。 したがって、就労による所得を否定する制度ではありません。 3.65歳以上にはシルバー年金を加算 ここが現行制度との連続性を保つ重要な部分です。 65歳以上については、50万円の全世代基礎年金に加えて、 シルバー年金 を支給します。 令和8年度の老齢基礎年金満額は月70,608円、年額では約84.7万円です。 したがって単純化すれば、 50万円+約34.7万円=約84.7万円 となります。 ただし、実際の制度設計では全高齢者に一律34.7万円を加えるのではなく、 現在の年金受給権 保険料納付期間 既存の老齢基礎年金との関係 を考慮して調整する必要...